ユーザーの課題を想定したコンテンツを定期的に発信する
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ユーザーの課題を想定したコンテンツを定期的に発信する
7月 21, 2025
—
by
toru suzuki
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デジタルマーケティング
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営業活動支援
ユーザーの課題を想定したコンテンツを定期的に発信する
目次
ユーザーの課題を想定したコンテンツを定期的に発信する
1.コンテンツを活用したマーケティングとは
2. コンテンツマーケティングが注目される背景
3. コンテンツマーケティングのメリット
4. 注意して欲しいこと
5.最後に
こんにちは事務所代表の鈴木です。
これまで、数回に分けてデジタルマーケティングを始めるステップをお伝えしてきました。今回はステップ3「ユーザーの課題を想定したコンテンツを定期的に発信する」について紹介します。 過去のBlogも参考に、ぜひデジタルマーケティングの世界へ一歩踏み出してみてください!
中小企業経営者にとってのデジタルマーケティング
1.コンテンツを活用したマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、価値のある情報やコンテンツを継続的に発信することで顧客との信頼関係を築き、最終的にビジネスの成果につなげるマーケティング手法のことです。
従来の「商品を直接売り込む広告」とは異なり、まず顧客にとって有益な情報を提供することから始まります。 具体的には、ブログ記事、動画、SNS投稿、メールマガジン、ホワイトペーパー、ウェビナーなど、さまざまな形式のコンテンツを通じて、顧客の課題解決や興味関心に応える情報を発信します。
これらのコンテンツが顧客にとって価値あるものであれば、自然と企業やブランドに対する信頼が高まり、購買行動につながりやすくなります。
例えば、会計事務所が税務に関するお役立ち情報をブログで発信したり、リフォーム会社が住宅メンテナンスのコツを動画で紹介したりすることが、コンテンツマーケティングの典型例です。
重要なのは、単なる自社商品の宣伝ではなく、「顧客の立場に立った有用な情報」を提供することです。
2. コンテンツマーケティングが注目される背景
コンテンツマーケティングが近年注目を集める背景には、消費者の行動変化とデジタル技術の進歩があります。
まず、インターネットの普及により、消費者は購買前に自ら情報収集を行うようになりました。商品やサービスを購入する前に、検索エンジンやSNSで口コミや評判を調べ、複数の選択肢を比較検討することが当たり前になっています。 この変化により、従来の一方的な広告は効果が薄れてきました。
テレビCMや新聞広告、チラシなどの従来メディアに対する信頼度は低下し、実際に商品を使った人の体験談や、専門的な知識に基づいた情報に価値を見出すようになっています。
特に若い世代では、企業が発信する宣伝的なメッセージよりも、中立的で客観的な情報を求める傾向が強くなっています。
3. コンテンツマーケティングのメリット
長期的な資産
コンテンツマーケティングの最大のメリットは、長期的な資産となることです。
一度作成した良質なコンテンツは、継続的に顧客との接点を生み出し続けます。
例えば、検索エンジンで上位表示されるブログ記事は、24時間365日、潜在顧客を呼び込み続ける営業マンのような役割を果たします。
これは従来の広告のように、予算を使い切ったら効果が止まるものとは大きく異なります。
信頼関係の構築も重要
有益な情報を継続的に提供することで、顧客からの信頼を獲得できます。
信頼関係が築かれた顧客は、商品購入時の検討プロセスが短縮され、競合他社との比較検討を行わずに購入に至る可能性が高くなります。また、既存顧客のリピート購入や、口コミによる新規顧客の獲得も期待できます。
費用対効果の良さ
従来の広告と比較して、コンテンツマーケティングは比較的低コストで開始できます。特に自社でコンテンツを作成する場合、主にかかるのは人件費と時間のみです。また、デジタルツールの多くは無料で利用でき、大きな初期投資を必要としません。
4. 注意して欲しいこと
効果が現れるまでに時間がかかる
多くの企業が熱意を持って始めるものの、すぐには効果が見えないため途中で断念してしまいます。一般的に「成果が見えるまでには半年から1年程度」の期間が必要とされています。
コンテンツ作成の頻度を週1・2回など無理のないように設定し、長期的に続けることを前提とした計画を立てることが重要です。
継続のためには、社内での役割分担や作業の標準化も必要です。
特定の担当者に全てを任せるのではなく、複数人で分担したり、外部のライターやデザイナーを活用したりして、持続可能な体制を構築しましょう。
売り込み色の強いコンテンツの回避
コンテンツマーケティングでは、直接的な売り込みは逆効果になることが多いです。顧客は有益な情報を求めており、露骨な宣伝は敬遠される傾向があります。
商品やサービスの紹介を行う場合も、顧客の課題解決という文脈の中で自然に組み込むことが重要です。
8割は顧客にとって有益な情報、2割程度を自社の紹介という比率を意識し、価値提供を最優先とする姿勢を保つことが、長期的な信頼関係構築につながります。
法的・倫理的な配慮
コンテンツ作成時には、著作権や肖像権、薬機法などの法的規制に十分注意する必要があります。他社の画像や文章を無断使用したり、根拠のない効果効能を謳ったりすることは、法的トラブルの原因となります。
また、情報の正確性も重要です。間違った情報を発信することで、顧客に損害を与えたり、企業の信頼性を失ったりする可能性があります。特に専門的な内容については、複数の情報源で確認を行い、必要に応じて専門家の監修を受けることをおすすめします。
5.最後に
コンテンツマーケティングは、中小企業にとって大きな可能性を秘めたマーケティング手法です。しかし、「継続的な取り組み」「顧客視点での価値提供」「独自性のあるコンテンツ」が不可欠です。
まずは小さく始めて、自社の強みを活かした独自性のあるコンテンツを継続的に発信し、顧客との長期的な関係構築を目指していきましょう!
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